※ここから先はネタバレですので、お気をつけください。
中に入るとステージ中央には後ろが少し透けて見えるくらいの薄さでライトで照らされ赤くなった幕が下りていて、謎の白い装置がその後ろにあった。さらにステージ奥にはパイプオルガンの大きなパイプがあったけど、ここの会場にパイプオルガンがあるとは思えないので持ち込むのは考えづらいから多分セットかな? 今回はスタンド席で斜めから見る形だけどアリーナの隣の200レベル最前列という下手なアリーナ後方より視界が開けてよく見える位置で周りも厄介な人がいなくて助かった。
最初にオーケストラの楽団員が入場しチューニング。すぐに終わったから裏で済ませていてチューニングはこんな感じだよって見せただけなのかも? ステージの左右にあるスクリーンに「奈々さん準備OKです」との文字が映し出されてオーケストラの演奏が始まった。それに併せてスクリーンにはソファーで本を読んでいて微睡む奈々さん。そこへおもちゃ箱の中からネズミが表れ王様のような人形をネズミが数で圧倒し追い詰めたが、王様がタクトを振り形勢逆転。王様がネズミたちを指揮をしているところを目を覚ました奈々さんがそれを見て驚いていたら、王様が奈々さんにもタクトを振り魔法で小さくしてNana in wonderlad状態に?といったような映像が。
overtureが終わり「残光のガイア」のイントロと同時に奈々さんがステージ中央にあった謎の白い装置(直径13メートルのシャンデリアだったらしい)がいつの間にか迫り上がっていてそこから奈々さん登場。前回のLIVE GRACEは飛んで登場だったので同じ事はしなかったけど、やっぱり高い位置からの登場。本当に高いところが好きなんですね。
「SCARLET KNIGHT」の後のMCでは、前回の最初は前回のLIVE GRACEみたいにお淑やかに挨拶していたけど、すぐにいつも通りの奈々さんに戻った。ここで炎の指揮者、藤野さんに話を聞いたら予想通りアツくて長いw 「前回は指揮をしていたのでみんなに背を向けていたので分からなかったけど後でDVDを見たらペンライトの動きが揃いすぎていて驚いた。こんなに揃うのはの北朝鮮(のマスゲーム)くらいしかない。」と際どい発言でそれまで恐縮していた奈々さんが大慌てw 多分今日は収録してないからそんな事も言えたんだろうな。「しかもこれを(強制されるのではなく)タダでやっているどころか(チケットの)お金話払っている。これは水樹奈々への無償の愛と言ってもいいんじゃないだろうか? 室屋、お前も愛があるならタダでやれ」とムッシュにとばっちりw さらにリハーサルの様子も話してくれて、歌へどこまでも真剣に向き合う姿勢に感動してFCに入ったとのこと。やっぱり藤野さんは本物のファンだな。会員番号も言っていたが間違えたか適当な番号を言ったようだけど話の流れからFCの更新もしたように感じられた。FC会員がフルオケの指揮者というのも凄いことだよね。
藤野さんの発言を受けて奈々さんは「まだ2曲しかやってないのに変なところから汗が出た」そうだけど、こちらは元々Tシャツで肌寒かったので、長いMCですっかり体が冷えたところへバラード。でもライブで久しぶりのまさかの「ジュリエット」と「リプレイマシン」。どちらも聞けるとは思ってなくてテンション上がった。さらに去年のLIVE UNIONでは結局一度もやらなかった「理想論」が満を持してフルオケバージョンで初登場。奈々さんは歌うときに色々手を動かしているけど「理想論」に“偽善はいらない”って歌詞があるけど、“偽善”の時に右手で顔を覆い“いらない”でその手を振り払うというのをやってて、これは振り付けがあるのかそれとも感覚でやっているのかどちらなんだろうと思った。
MCで「『ジュリエット』は2枚目のアルバム『MAGIC ATTRACTION』に入っていてあれからじゅう…じゅう…11年。今日はバースデー・イヴ・イヴです。」と言ったところでオーケストラによる「Happy birthday to you」と共に上手からケーキ登場。やるなら明日かと思ったけど、今日やったんならサプライズ感はないけど明日もやるよね?
「Lovely Fruit」のイントロの英語は「アヴァロンの王冠」の編曲を担当したEvan Callが言っているらしいけど、CDのよりワイルドな感じがしたから今回のためにわざわざ録り直したのかな?
interludeでは「STAR WARS」のような映画音楽からクラシックまでメジャーな曲のオイシいとこ取りのメドレーだった。
その後はスクリーンの映像に奈々さんも吹き替えを担当したNHKで放送されたドラマ「glee」の中の人たちによるミニドラマ。奈々さんのファンになった時にはもう続編の途中だったので1回だけ見てスルーしたのでよく分からないけど、プロムがどうのとか言ってて多分「glee」を見ていたらより楽しめたのではないかと思う。「恋の呪文“CHU-LU PA-YA”」ってことで?「DISCOTHEQUE」を中の人たちで踊るという展開に。奈々さんはいつものことだからともかく、他の人は大変だっただろうなー。なんでも「丸一日かけて頑張ってもらって撮影した」とか。その話をしていた時に「今日も『glee』のメンバーが遊びに来てくれてます」と言ったところでスポットライトが関係者席にw 気づくのが遅れて一瞬しか見れなかったので、誰かまでは分からなかったけど、スクリーンにも映し出されていた。しかもLIVE UNION千葉で発売されたワンダローTシャツ着てたしw
今回当確だった「アヴァロンの王冠」は2番からリハーサルスタジオで余生を送っていた「お奈々キャップ」が
「お奈々キャップ -GRACE FORM-」となり、それに牽かれて奈々さんがアリーナとスタンドの間を半周回りセンターステージに。アリーナの周りがかなり空いていたしこの曲の前からスタッフの動きが少し慌ただしかったので何か来るだろうなとは思っていた。
センターステージでは前回のLIVE GRACEと同様にチェリボのみによるアコースティックコーナー。
「二人のMemory」も一瞬怪しかったけど、「ダーリンプラスティック」は1番のAメロ途中~Bメロが奈々さんのテンポがズレてしまった。ここまでのミスは珍しいのでは? 慣れないアコースティックアレンジだったのか、それともイヤモニのトラブルかな? それでも破綻せずに合わせたチェリボはやっぱ凄いな。
センターステージによるアコースティックコーナーが終わり「TRANSMIGRATION」からまたオナナキャップ GRACE formに牽かれ1番だけで残り半周を回ってステージに戻ってきた。
「BRIGHT STREAM」の後半で紙吹雪が舞っていた。普通に上から降らせるのではなく風で斜め上に吹き上げていたので滞空時間が長くて綺麗だった。
アンコールでは恒例のシャッス!を奈々さんの提案でオーケストラの人もやってて、藤野さん笑顔でシャッス!してたw 今回多くのリクエストがあったという「innocent starter」を。話の流れで何となく「ETERNAL BLAZE」が来そうな気もしたけど、LIVE GRACE(無印)のBDのオーディオコメンタリーで「もし次やるなら全部違う曲でやりたい」と言っていたので、定番の「ETERNAL BLAZE」でも落選してしまうのかとするのかと思った。
「Orchestral Fantasia」も聞いてみたかったなと思っていた矢先に「今までかぶり曲なしでやってきたけどこの曲だけはタイトルに“オーケストラ”とあるので準備してきました」ということでフルオケでこれが聞けてよかった。LIVE GRACE(無印)みたいにイントロからレーザー全開。
チェリボと奈々さんと藤野さんが上手にはけてもまだオーケストラの人はいた(実際にはこの後はけたけど)し照明もまだ続く感じだったので、ダブルアンコールがある空気になり「もう一回」コールが巻き起こる。でも前にダブルアンコールで奈々さんが出てきた時に「名前を呼んでくれてありがとう」と言っていて、名前ではなく自分も「もう一回」と言っていて気まずい思いをしたので、今回こそ…と思ったんだけど、全然そんな感じじゃなかったので数回名前を言ってあとは周りに合わせて「もう一回」と言った。そうしたらやっぱり今回も「名前を呼んでくれてありがとう」と奈々さんが言ってた…。ムッシュとKADO-Dも呼び込んだところでこの二人が同い年と奈々さんが言っていたのには驚いた。
ラストの「約束」はヴァイオリン2本だけの演奏によるシンプルな構成に奈々さんの歌が映える。
2013.1.19 (SAT) さいたまスーパーアリーナ(スタジアムモード)
アニメロミックス presents NANA MIZUKI LIVE GRACE 2013 -OPUS Ⅱ- supported by JOYSOUND Calbee ポテリッチ
指揮:藤野浩一
演奏:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
■SET LIST■
overture:チャイコフスキー「くるみ割り人形」より“花のワルツ”
01.残光のガイア
02.SCARLET KNIGHT
<MC>
03.ジュリエット
04.リプレイマシン -custom-
05.理想論
<MC>
06.Lovely Fruit
07.星屑シンフォニー
interlude:テーマ曲メドレー「STAR WARS」~「Star Trek (The Original Series)」~「宇宙戦艦ヤマト」
SHORT MOVIE:「GRACE 踊る グリークラブ」(DISCOTHEQUE)
08.アヴァロンの王冠
<MC>
09.午前0時のBaby Doll (アコースティック)
<MC>
10.二人のMemory (アコースティック)
11.ダーリンプラスティック (アコースティック)
<MC>
12.TRANSMIGRATION
interlude:ホルスト「惑星」より “ジュピター”
13.BRAVE PHOENIX
<MC>
14.Pray
15.奇跡のメロディア
16.恋の抑止力 -type EXCITER-
<MC>
17.BRIGHT STREAM
【Encore】
<MC>
18.innocent starter
<MC>
19.Orchestral Fantisia
【W Encore】
<MC>
20.約束 (アコースティック)
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